【ミネドラッグが厳選】下痢止めにおすすめの漢方選|選び方と注意点も解説
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下痢におすすめの漢方の選び方【薬剤師監修】
下痢は、日常生活に支障をきたす不快な症状ですが、漢方薬を使用することで効果的に対処できます。漢方は、体質や症状に合わせた治療を提供するため、個々の症状に応じた適切な処方を選ぶことが重要です。今回は、下痢におすすめの漢方薬を紹介し、その選び方について解説します。あなたの症状に最も合った漢方薬を見つけるため、以下のチェックリストを使用して、自分の体質や症状を確認しましょう。チェックの多いタイプの漢方薬が、あなたにとって最適な処方です。もし、チェックの数が同じ場合は、最も気になる症状に対応する漢方薬を選んでください。
下痢トラブルのタイプ別漢方薬
二日酔いにも効く下痢止め
☑むくみがちで頭痛がする
☑急性胃腸炎などで、はきけや腹痛を伴う下痢をしている
☑二日酔でムカムカして口が渇き、はきけがする
お腹が冷えて下痢をする方
☑冷えからくる下痢の方に
☑胃腸障害がある方に
☑口渇を伴う下痢の方に
☑尿量の減少を伴う下痢の方に
ストレスが原因の下痢におすすめ
☑胸(みぞおち)につかえ感がある方
☑お腹が鳴り、下痢・軟便がある
☑口内炎ができた
☑はきけや胸やけなどの胃腸症状がある
便意があるのに出ない、便秘・下痢に
☑しぶり腹の方に
冷たいものを摂りすぎた時の下痢に
☑手足やお腹が冷えやすい方
☑下痢や腹痛を起こす
☑胃腸が弱い
【ミネドラッグが厳選】下痢止めにおすすめの漢方7選
商品名 | 希望小売価格 |
---|---|
「クラシエ」漢方五苓散料エキス顆粒 12包 | 1,540円(税込) |
「クラシエ」漢方 胃苓湯エキスEX錠クラシエ36錠 | 1,210円(税込) |
「クラシエ」漢方半夏瀉心湯エキスEX錠クラシエ 36錠 | 1,210円(税込) |
「クラシエ」漢方桂枝加芍薬湯エキス顆粒 24包 | 1,980円(税込) |
小林製薬 テイラック 24錠 | 1,078円(税込) |
ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒A 10包 | 1,980円(税込) |
ツムラ漢方人参湯エキス顆粒 10包 | 1,980円(税込) |
「漢方セラピー」 五苓散

むくみ、頭痛、飲み過ぎによる二日酔いに対応する漢方薬「五苓散」
二日酔いのときに気になる症状の浮腫(むくみ)、頭痛、めまい、下痢などは、漢方では、「水(すい)」が滞った水滞(すいたい)を原因とする症状と考えます。漢方製剤「五苓散(ごれいさん)」は、お酒を飲んだ次の日に顔がパンパンになる方、お酒を飲むとよくおなかをこわす方、お酒を飲んでいるときトイレに行く回数が少ないという方などにおすすめの医薬品です。
一般的にお酒を飲み過ぎた次の日に、“お酒が抜けなくてつらい”“顔がむくんでいる”という経験は多くの方がお持ちではないでしょうか? これは、その人の処理能力を超えて“お酒”という水分を摂取してしまったために起こっている症状です。
「五苓散」は、体のはたらきを高めて、余分な「水(すい)」を体の外へ出す処方。余分な「水(すい)」だけを出すので、一時的に不要な「水(すい)」が体にたまっているときに効果的な漢方薬で、口渇や尿量の減少があるような方に適している処方です。このほか、「五苓散」はさまざまな浮腫(むくみ)、急性胃腸炎、下痢、暑気あたり、吐き気にも用いられる漢方薬です。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 成人1日の服用量3包(1包0.8g)中、次の成分を含んでいます。 五苓散料エキス粉末M…1,000mg (タクシャ2.5g、チョレイ・ブクリョウ・ビャクジュツ各1.5g、ケイヒ1.0gより抽出。) 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。 |
効能・効果 | 体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔 (注)「しぶり腹」とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すものを指します。 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) 1回1包 15才未満7才以上 1回2/3包 7才未満4才以上 1回1/2包 4才未満2才以上 1回1/3包 2才未満 1回1/4包 |
内容量 | 12包 |
希望小売価格 | 1,540円(税込) |
注意点 | ●してはいけないこと (守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります) 次の人は服用しないでください…生後3ヵ月未満の乳児 |
「漢方セラピー」 胃苓湯

急性胃腸炎、お腹が冷えて下痢になる方向けの漢方薬「胃苓湯」
漢方では、煮炊きするのに火が必要なのと同じように、胃腸で食べ物を消化するためには熱が必要だと考えます。冷たい飲食物をとり過ぎると、必要な熱が奪われてしまうため、胃腸のはたらきをそこなってしまうのです。また、熱がないと水分を動かすこともできないので、おなかが水っぽくなり、下痢や軟便が多くなります。
医薬品の「胃苓湯(いれいとう)」は、使用することで余分な水分を排出するとともに、水っぽくなった胃腸を乾かすという考え方の処方です。下痢や軟便などを止めるのではなく、原因をとり除くことで改善していくお薬です。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 成人1日の服用量12錠(1錠305mg)中 胃苓湯エキス…1,920mg ソウジュツ・コウボク・チンピ・チョレイ・タクシャ・ビャクジュツ・ブクリョウ各1.5g、ケイヒ1.2g、タイソウ・ショウキョウ各0.9g、カンゾウ0.6gより抽出。 添加物としてタルク、クロスCMC-Na、CMC-Ca、二酸化ケイ素、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、カルナウバロウを含有する。 |
効能・効果 | 体力中等度で、水様性の下痢、嘔吐があり、口渇、尿量減少を伴うものの次の諸症:食あたり、暑気あたり、冷え腹、急性胃腸炎、腹痛 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)…1回4錠 15才未満7才以上…1回3錠 7才未満5才以上…1回2錠 5才未満は服用しないこと |
内容量 | 36錠 |
希望小売価格 | 1,210円(税込) |
注意点 | 5歳未満は服用しないこと |
「漢方セラピー」半夏瀉心湯

ストレスが原因の胃腸の不調に効果的な漢方薬
口から胃や腸へ飲食物が運ばれても、きちんと消化・吸収されなければ体を動かす力にはなりません。動力がなければ、今度は飲食物を消化・吸収する力も低下する、という悪循環に陥ることもあります。漢方では、この動力となるものは「気」ですが、「気」は強い圧力を受けるとその場で停滞しやすくなります。ストレスも、「気」にかかる圧力のひとつです。
「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」は、「気」が上から下に飲食物を運ぶ流れを助ける、飲食物の「気」が肺に上がっていくのを助ける、胃腸を守るという3種類の作用をもつ医薬品(漢方製剤)です。漢方で考える胃腸のはたらきに生薬が総合的にアプローチし、作用することで症状を改善していく処方です。本剤は、下痢、消化不良、吐き気、胸やけなど胃腸のはたらきが弱ったときや、口内炎などの症状に利用されます。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 成人1日の服用量12錠(1錠380㎎)中 半夏瀉心湯エキス(4/5量)…3,040mg ハンゲ4.0g、オウゴン・ショウキョウ・ニンジン・カンゾウ・タイソウ各2.0g、オウレン0.8gより抽出。 添加物として二酸化ケイ素、クロスCMC-Na、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、カルナウバロウを含有する。 |
効能・効果 | 体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)…1回4錠 15才未満7才以上…1回3錠 7才未満5才以上…1回2錠 5才未満は服用しないこと |
内容量 | 36錠 |
希望小売価格 | 1,210円(税込) |
注意点 | 5歳未満は服用しないこと |
「漢方セラピー」桂枝加芍薬湯

胃腸が弱く、便秘・下痢を繰り返す方に効果的な漢方薬
便秘や下痢を繰り返すときは、体の「気」「血(けつ)」のバランスが乱れた状態だと漢方では考えます。
腹が張って痛み、ひんぱんに便意をもよおすにもかかわらず排便が困難な症状に使用し「気」「血(けつ)」のバランスを整えることで、正常な便通へと導く処方です。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 成人1日の服用量3包(1包1.0g)中、次の成分を含んでいます。 桂枝加芍薬湯エキス粉末M・・・1,600mg (ケイヒ・タイソウ各2.0g、シャクヤク3.0g、カンゾウ1.0g、ショウキョウ0.5gより抽出。) 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。 |
効能・効果 | 体力中等度以下で、腹部膨満感のあるものの次の諸症:しぶり腹、腹痛、下痢、便秘 (注)「しぶり腹」とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すものを指します。 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) 1回1包 15才未満7才以上 1回2/3包 7才未満4才以上 1回1/2包 4才未満2才以上 1回1/3包 2才未満 1回1/4包 |
内容量 | 24包 |
希望小売価格 | 1,980円(税込) |
注意点 | 生後3ヵ月未満の乳児は服用しないこと |
テイラック

『テイラック』は頭痛・だるさ・めまい・むくみなどの、低気圧などによる複数の不調を改善する漢方薬です。漢方処方の”五苓散”(ごれいさん)が、気圧の変動による体内バランスの乱れに伴う症状を改善します。不調がひどくならないように、症状を感じたタイミングでも服用頂けます。持ち運びしやすい個包装タイプです
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 1日量(12錠)中 五苓散エキス…2.3g タクシャ…5.0g チョレイ…3.0g ブクリョウ…3.0g ビャクジュツ…3.0g ケイヒ…2.0g 添加物として、クロスCMC-Na、二酸化ケイ素、CMC-Ca、タルク、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、カルナウバロウを含有する ●本剤は天然物(生薬)を用いているため、錠剤の色が多少異なることがあります |
効能・効果 | 体力に関わらず使用でき、のどが乾いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹 注)のものには使用しないこと、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔 注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである |
用法・用量 | 次の量を食前又は食間に水又はお湯で服用してください 年齢/1回量/服用回数 大人(15才以上)/4錠/1日3回 5才以上15才未満/2錠/1日3回 5才未満/× 服用しないこと |
内容量 | 24錠 |
希望小売価格 | 1,078円(税込) |
注意点 | 5歳未満は服用しないこと |
ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒A

「五苓散」は、漢方の原典である「傷寒論」、「金匱要略」に記載されている漢方薬で、のどが渇き、尿量が少ない方の「むくみ」、
「頭痛」、「水様性下痢」、「二日酔」、「暑気あたり」等に用いられています。
「ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒A」は、「五苓散」から抽出したエキスより製した服用しやすい顆粒です。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 本品2包(3.75g)中、下記の割合の五苓散エキス(1/2量)1.0gを含有します。 日局タクシャ2.0g 日局ソウジュツ1.5g 日局チョレイ1.5g 日局ブクリョウ1.5g 日局ケイヒ0.75g |
効能・効果 | 体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症: 水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹注)のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔 注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。 |
用法・用量 | 次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。 年齢 1回量 1日服用回数 成人(15歳以上) 1包(2.5g)2回 7歳以上15歳未満 2/3包 2回 4歳以上7歳未満 1/2包 2回 2歳以上4歳未満 1/3包 2回 2歳未満 服用しないでください |
内容量 | 10包 |
希望小売価格 | 1,980円(税込) |
注意点 | 2歳未満は服用しないこと |
ツムラ人参湯

手足やお腹が冷えやすい方に
胃腸が弱くて、手足やおなかが冷えると下痢や腹痛を起こす方におすすめです。
胃腸を温めることで、胃腸機能を改善する漢方薬です。
おなかを意味する「中」を理(治)める働きがあるので、「理中湯」とも呼ばれます。
分類 | 第2類医薬品 |
成分 | 本品2包(3.75g)中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.25gを含有します。 日局カンキョウ 1.5g 日局カンゾウ 1.5g 日局ソウジュツ 1.5g 日局ニンジン 1.5g |
効能・効果 | 体力虚弱で、疲れやすくて手足などが冷えやすいものの次の諸症: 胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎 |
用法・用量 | 次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。 年齢/1回量/1日服用回数 成人(15歳以上) 1包(1.875g)2回 7歳以上15歳未満 2/3包 4歳以上7歳未満 1/2包 2歳以上4歳未満 1/3包 2歳未満 服用しないでください |
内容量 | 10包 |
希望小売価格 | 1,980円(税込) |
注意点 | 2歳未満は服用しないこと |
下痢止めにおすすめの漢方薬の注意点
漢方薬は下痢の症状に対して効果的ですが、使用する際にはいくつかの注意点を守ることが大切です。以下の点に留意して、安心して利用しましょう。
- 正しい用法・用量を守る
漢方薬は、正しい用法・用量を守ることで効果を発揮します。過剰摂取や誤った使い方は、体調を悪化させる恐れがあるため、指示に従って服用しましょう。 - 体質や症状に合ったものを選ぶ
漢方薬は、個々の体質や症状に応じた処方が重要です。自分に合わない薬を使用すると、効果が得られないばかりか、逆に体調を崩す可能性があります。 - 飲み合わせに注意する
漢方薬は他の薬やサプリメントと併用する際、飲み合わせに注意が必要です。相互作用が起こりうるため、併用する場合は医師や薬剤師に相談しましょう
下痢の漢方薬についてよくある質問
服用するタイミングは
漢方薬は、食前(食事の30分ほど前)または食間(食事と食事の間、食後2時間ぐらいが目安)が基本的な内服タイミングです。
漢方薬のなかに含まれている生薬の吸収を良くするために、空腹の状態での内服が好ましいとされているためです。
ただし、市販薬によって服用するタイミングや1日の服用回数は異なるため、添付文書を確認し用法用量を守って使用してください。
妊娠中・授乳中は飲んでもいいの?
薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。妊娠中や授乳中の方は、薬の服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
まとめ
漢方では、下痢は主に水分が過剰になりたまった状態である「水毒」と考えられています。過剰な水分が胃腸にたまることで、腰や腹部が冷えます。そのことで、腹痛、下痢、おなかが張る、おなかにガスがたまりやすい、などのさまざまな症状が現れます。また、最近ではストレス、いわゆる「気」の停滞で下痢をする人が増えています。ストレスによって、腸管の動きが悪くなることで下痢になってしまうのです。漢方薬には、胃腸を温めることにより、余分な水分を体外に排出してくれる効果や、「気」の流れを良くしてストレスをやわらげる効果があります。さらに、症状が慢性化して下痢に悩まされる場合にも、漢方薬が効果的です。漢方薬は、単に下痢を止めるだけでなく、腸の状態を正常に戻していきます。